猫も犬も、元気な間はなかなか病院に行くことは無いと思います。
でも、7歳までは年に1回。
7歳を過ぎたら、年に2回は健康診断を受けて欲しいなと思います。
猫も犬も、とても我慢強い生き物なので、行動に変化が出てきたときには、病気が進行していることがほとんどです。
だからこそ、早期発見で治療や予防、進行を遅らせる努力をしてあげてください。
猫や犬は、1年で4歳年を取ってしまうと思ってください。(1歳までで、大体18歳~20歳)
そう考えると、7歳を超えた場合は、人間年齢でいうと44歳です。
わたしたちでも、人間ドックに行こうかなと思い始める年齢ですよね。
是非、毎年1回、もしくは2回の健康診断をお願いします。
健康診断の種類としては、
「血液検査」
「尿検査」
「糞便検査」
「眼の検査」
「レントゲン検査」
「エコー検査」
がワンセットと思っていただいても良いかなと思います。
病院によって、検査内容が違ったり、セットでお値段が決まっていたりするので、聞いてみてくださいね。
「血液検査」
血液検査では、検査内容がだいたい3種類に分かれているので、どの検査をするのか先生と相談しておきましょう。
□血球検査□
・RBC(赤血球値)・・・・・貧血・脱水・出血の指標
・WBC(白血球値)・・・・・感染症・炎症の指標
・HGB(血色素)・・・・・・ヘモグロビン(赤血球の中にあるタンパク質)の量
・PCV(ヘマトクリット値)・貧血・脱水・出血の指標
・Plat(血小板数)・・・・・血液凝固の指標
□血液生化学検査□
・TP(総タンパク)/ALB(アルブミン)・・・・・・・・・・・・主に栄養状態の指標
・GOT/GPT/ALP/GGT/T-Bil(総ビリルビン)・・・・・・・・・・肝臓・胆嚢の状態の指標
・BUN(血液尿素窒素)/CRE(クレアチニン)・・・・・・・・・腎臓・心臓・脱水の指標
・GLU(血糖値)/TG(中性脂肪)/T-CHO(総コレステロール)・主に栄養状態の指標
・Ca(カルシウム)/PHOS(リン)・・・・・・・・・・・・・・骨疾患や腫瘍・代謝性疾患の指標
・Na(ナトリウム)/K(カリウム)/Cl(クロール)・・・・・・・体内水分バランスの指標
□特殊な血液検査□
・甲状腺ホルモン・・・甲状腺機能の状態の指標
・血液型・・・・・・・血液型が分かる
・アレルギー検査・・・アレルギー反応に対する指標
・脂質代謝検査・・・・コレステロールや中性脂肪の状態の指標
・フィラリア検査・・・フィラリアに感染しているかの検査
もしもの時のために、血液型を知っておくことも大切です。
7歳以上になると、甲状腺ホルモンの検査をしておきましょう。
甲状腺ホルモンが不足したり、過剰になることで、体に異常が起きるきっかけになります。
単発で検査を受けると、
「今はどの数値も正常です」
と言われて安心して終わります。
ただ、今の数値では何も分かってはきません。
今と、数ヶ月後、一年後の数値を比べることで、愛猫や、愛犬の体の変化に気付いてあげることができます。
その為にも、定期的に健康診断を受けるようにしてくださいね!
eveとtaroも、来月すぐに検査に連れて行きます!
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