【ペットシッターnico】かれん様日記 「かぞく」

I like smiling the best with you.

お打ち合わせにお伺いさせていただく前に、

かれん様におとうと(仮)様ができたかもとのご連絡をいただいておりました。


保護猫さんであった、うーろんちゃ様です。このお名前もまだ、(仮)です。


わたしがお打ち合わせに伺った時も、

スルスル~っとお部屋から出て行ってしまわれて、

飼い主様が連れてきてお顔を拝見させていただくことが叶いました。


とっても素敵な美形男子です。


シッティングにお伺いさせていただくと・・・



ジャーン!!

かれん様(上)、うーろんちゃ様(下)で、お留守番しておられます!!

かっわいいぃ~っ!!!


でも、残念ながらうーろんちゃ様のお姿は、このときだけしかお見受けできず、

シッティング中はずっと2階にいらっしゃいましたが、

最初にこうしてお姿を見させていただけたのは嬉しい!!


いつも通り、かれん様は元気に遊んでくださいました。



元気いっぱい遊べる体力ブリブリな!!

身軽なかれん様!



そして、しなやか!!!



大好きなおやつもあっという間に完食されました。


うーろんちゃ様用にも飼い主様はご用意くださいましたが、

この日は食べていただけませんでした・・・。



かれん様は、初めてお会いしたときと同じように、

楽しいことを自ら見つけてくださいます。



キャリーバッグにだって、自分からはいっちゃいます!



ぶりーんっ!



ごはんもしっかり食べて、満点のお留守番です!!

ありがとうございます、かれん様。




先日、うーろんちゃ様のことを家族としてお迎えするかどうか、

トライアル期間中の飼い主様からご相談いただきました。


トライアルが2ヶ月経過した今でも、飼い主様からみて、

かれん様とうーろんちゃ様の関係がイマイチに思えることが、

うーろんちゃ様をご家族にお迎えすることを躊躇されている理由です。


わたしは、おこがましいですが、自分の気持ちを正直にお伝えしました。

何を大事にしたいと思っておられるのか、飼い主様の心に正直になっていただきたいと。

「かれん様にとっての健やかな環境」

「うーろんちゃ様にとっての健やかな環境」

「飼い主様にとっての健やかな環境」

「家族みんなの健やかな環境」

全てが満点になる方法はあるのでしょうか?


愛する存在がひとつではなく、ふたつであれば、

気持ちはふたつにどうしても分かれる時があります。

(あっちをたてれば、こっちがたたぬ的な・・・)

それでも、そこにある愛は確かなもので、

それぞれに100%です。


では、猫同士の場合は?

かれん様にとって、うーろんちゃ様を愛するものとして認識してもらうことが、

ひとにできるのでしょうか?

同じく、うーろんちゃ様に、かれん様を愛するものとして認識してもらうことが、

ひとにできるのでしょうか?

なかなか難しいと思います。

ここだけは、猫同士に任せるしかありません。


かれん様の幸せと、うーろんちゃ様の幸せをひたすらに願い、努力し、

心を砕き、悩み、もがき、それでも報われない瞬間があり、

がっかりして肩を落として、ふと見れば、

にやっとしてしまう瞬間を目撃させていただける・・・。

そんなふうに、ただひたすらに猫の幸せを模索することが、

ひとにできる唯一のことなように思ってしまいます。



飼い主様の幸せも、

わたしは、ひたすらに願います。


nicoの死を持て余して、

現実という地に足がついていない時、

taroを保護しました。

わたしにはこの命を受け取ることは出来ないと思いました。

里親募集もしましたが、

保護した2日後には、我が家のtaroになって病院の診察券の名前を書き換えてもらっていました。

(初日の名前は「仔猫」でした・・・)


わたしの気持ちはこういう流れですが、

eveの気持ちは大きく暴れました。

なんじゃい、あいつっ!!!!!

おかーさん、あいつと一緒はいや!!!!

と、まぁ、怒る怒る。

eveはわたしにはかなり感情を爆発させるので、

夫やtaroに怒らなくても、

わたしとふたりになると、そりゃまぁ怒る怒る。


何度もeveに

「ごめん、eve」

と言いました。

何とか抱っこしたりして機嫌をとりました。

でも、まぁ、怒る怒る。

ネットで情報を探しても、どうにも役に立たないというか、

「多頭・ケンカ・機嫌・悪い」

とかで調べてもね・・・でした。


毎日心が苦しかったです。

eveに申し訳ない気持ち、

taroを迎えられて嬉しい気持ち、

eveがストレスで体調を崩してしまうんじゃないかという不安、

taroもeveに気を遣って体調を崩してしまうんじゃないかという不安。

まぁ、不安で不安定な気持ちが続きました。

夫もそんなわたしを見て不安になってみたりして・・・。


でも、eveとtaroがワーワー追いかけっこしたり、

ぐるんぐるん団子になって、

eveがtaroに「シャー!!」

って言ってるのを見たり聞いたりしている内に、

何となく楽しくなってきたんです。

大丈夫って思えたんです。

この子たち、死なないって。

ストレスで禿げたり、下痢したりということも無く、

元気やん。って。

よしってなりました。


ケンカに見えるようなことをしてても、

イヤヤ!ってわたしに怒っても、

怒って、怒られても、

猫団子にならなくても、

死なないって。

元気ならヨシって。


極論かもしれませんが、

大丈夫、わたしのそばにいてくれる。

そう思えました。


それ以降、不安もなくなったように思います。


今でも、めっちゃ仲良しではないですが、

ふたりともマイペースに、

わたしを愛してくれていて、

わたしも愛しています。

これが、わたしが出した答えでしたが、

ふたりにとっては、

今のこの環境がどうなのかは、分かりません。

が、ここで全うしていただくしかないのです。

わたしの愛を、エゴでも何でも、

浴び続けていただくしかないのです。

努力、しますから・・。


話しがめちゃくちゃそれましたが、

飼い主様が、うーろんちゃ様をお迎えになるのかは、

飼い主様にしか決められません。

(当たり前ですが・・・。)

わたしは、飼い主様の出すお答えに、

それがどんな答えであっても、

大賛成です。

(わたしの大賛成はいらんでしょうが・・・どの立場で!!)


かれん様を愛し、うーろんちゃ様の未来を案じ、

幸せを真剣に考えてくださっている飼い主様。

どうぞ、どうぞ、今日この時間、

お二方の前で笑顔で過ごしてくださっていますように。

祈ります・・・。







笑猫

9歳のアメリカンカール♀イヴ 4歳のチャトラ♂多朗 虹の橋で待ってくれているキジトラ♂ニコ 笑ったことと 猫や犬のことをつづります 笑いのツボは人、それぞれですが 猫や犬のツボは、あるあるだと思います ペットシッターをしています。 ☁︎ペットシッターnico☁︎

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